50th Anniversary

50年の歩みと
未来への挑戦

これまでの歩みと技術変化

三和クリーンは、映像・音響を中心とした視聴覚分野を基盤とした開発力のご提供で、時代の変化とともに歩みを重ねてきました。アナログからデジタルへの移行、バブル期を含む社会環境の変動、そしてIT・AIの急速な進化など、技術とニーズが大きく転換する局面の中で、その都度求められる形を捉えながら事業を展開してきた会社です。
とりわけ映像編集の分野では、ビデオデッキで行っていたアナログ編集が、パソコンベースのデジタル編集へ急速に置き換わり、編集の手法そのものが一変しました。
この移行により、従来の編集装置の性能や機能も大幅に向上し、制作・運用の手法も刷新されました。三和クリーンは、こうした変化を単なる「機材の入れ替え」として捉えるのではなく、現場のワークフローや品質、安定運用まで含めて見直し、次の時代に必要とされる形へ更新してきました。
技術が変わっても、「伝える」「届ける」「使い続けられる」環境を整えること。その積み重ねが、三和クリーンの歩みの核になっています。

サービスイメージ

ANNIVERSARY

映像・音声のデジタル化と通信技術の進化

三和クリーンは、アナログの時代からデジタル化へ、そして通信技術が急速に発展していく時代へと、いくつもの大きな転換点を経験してきました。
その中で、視聴覚(映像・音声)を中心とした事業基盤を築き、現場で求められる品質と運用のあり方を、技術の変化に合わせて更新し続けてきた会社です。
ここで、映像と音声の機材・技術がこの50年でどのような変遷をたどってきたのかを、時代の流れに沿って振り返ります。

1970年代

蒲田三和機電内にて創業(4名)

  • ガソリンスタンド向けの洗車機設置工事
  • 某写真家の協力による記念式典などのフィルム動画撮影
  • 健康食品・テディベア人形などの販売

日暮里エスライトビル移転(7名)
日暮里増尾ビルに移転

  • 自動車メーカー
    車両下部洗浄装置 ・ バイク教習時の遠隔教習システム
  • 防衛庁
    極寒仕様ケーブル巻取装置企画設計(実新)
  • 電気設備工事会社
    管路通線工具開発(実新)・電動ころ開発(実新)
    ・電動壁ころ(実新)・管路点検カメラ車開発(実新)

アナログからポータブルへ

音声 AUDIO
  • トランジスタ技術の発展により機器が小型化
    真空管機器から軽量・省電力のトランジスタ機器へ
  • 1979年 ソニー「ウォークマン」登場
    “音楽を持ち歩く文化”が生まれ、リスニングが「個人の体験」へと変化
  • カセットテープの普及
    個人での録音・編集が身近に。ミックステープ文化も広がる。
映像 VISUAL
  • テレビはブラウン管式の大型アナログ機器が主流
  • 1960年代後半〜1970年代:カラーテレビが普及期に入る
    白黒からカラーへの転換が加速。1964年の東京五輪を契機に家庭普及が進む
  • リモコンも有線式 → 無線式へ進化(超音波→赤外線)

1980年代

  • 電気設備工事会社
    トンネル内通線工事向け通信及び通線システムの自動化・キャプダイヤケーブルの接続構造開発(実新)・千葉掲揚変電所~お台場ケーブル通線工事工法と機器の設計製作及び検証試験(先導管開発 / 磁器ベルト搬送装置開発 / 低μ管拘束及び固定治具開発)・地中配電線部 ・防水コネクター開発(実新)
  • 製鋼所
    トラフバンドカシメ機
  • 大手プラント関連企業
    重工具取付装置開発(東京電力柏崎刈羽原子力発電所)・電動(通称アシステー)開発(実新)
  • 大手電力会社
    電力用変圧器の筐体開発(変圧器の空中設置化)(鎌倉駅前設置)(意匠登録)

デジタル革命

音声 AUDIO
  • CD(コンパクトディスク)の登場(1982)
    ノイズのないデジタル録音、高耐久性、操作性の向上により主流メディアへ
  • MIDIの登場(1983)
    楽器とコンピュータが接続できる標準規格が誕生し、音楽制作環境が革新
  • デジタル録音技術の普及
    ハードディスク録音、スタジオのデジタル化が進む。

1990年代

  • 電気設備工事会社
    特殊ボルト及び螺入螺出用工具開発(通称マンホール用鍵穴ロック)(特許・実新)・削進機方向制御システム開発・多段電線被覆剥取工具開発(通称 導体露出工具)(実新)
  • 大手プラント関連企業
    携帯型酸素欠乏自動防止器開発(通称 酸欠19号)(実新)
  • 台湾電力
    拡販及び現地生産(台湾特許取得)
  • 鉄道会社
    踏切侵入監視システム・駅内放送システム及び塩害対策仕様ホームスピーカー設置工事(金具設計製作含む)・外房線塩害対策仕様ホームスピーカー設置工事(金具設計製作含む)
  • 原子力発電所
    ファンネル穿孔機開発(実新)
  • 設備工事会社
    中間阻止弁の弁体交換装置開発(通称 弁体吊上げ上装置)(特許)
  • 大手電力会社
    風力発電建設工法と工事記録映像記録
  • 建設省
    砂防ダム建設監視及び通信システム工法企画と設備設置工事(建設新聞掲載)
映像 VISUAL
  • 衛星放送・CS/BSの普及開始
    高画質映像・多チャンネル化が進展
  • VHSビデオデッキの一般化 → 録画文化の定着

2000年代

  • 電気設備工事会社
    配電線停電作業の遠隔確認システム開発(実新)

新潟中越地震

  • 大手電力会社・原子力発電所
    新潟中越地震被害対応
  • 鉄道会社
    ラジオ輻射装置開発・可視光通信開発(慶應義塾大学共同)
  • 電気設備工事会社
    人材育成センター ・入社イベント立会・ 大型プロジェクター設置・ 体育館音響設備
  • 電気設備工事会社
    テレビ会議システム

インターネット × デジタルの融合期

音声 AUDIO
  • iPod(2001年)と音楽配信サービスの普及
    “音楽を所有する” → “音楽をデータで管理する”時代へ
  • ストリーミングの台頭(Spotifyなど)
    “所有 → 利用”という概念に大転換
  • DAW(Pro Tools、Ableton Live など)の普及
    パソコンでの本格音楽制作が一般化
映像 VISUAL
  • DVD → Blu-ray とデジタルメディアが主流に
  • 液晶/プラズマなど薄型テレビが一般家庭へ急速に普及
    “夢の壁掛けテレビ”が現実に
  • 地上デジタル放送の開始 → 高画質化が進む

2010年代~

東日本大震災

  • 原子力発電所
    福島作業員向け無線機の調達(他社製品含む)と取扱指導・福島向けケーブル通線工事用工具(アンダーローラーなど)の調達(既納品先への借用依頼と回収作業)と納品
  • 電気設備工事会社
    昇降機試験鉄塔設計製作施工
  • 鉄道会社
    上野東京ライン前方カメラ運用実施
  • 電気設備工事会社
    ケーブル収容管切断装置開発(特許 社長賞)

ネットワーク&モバイル時代

音声 AUDIO
  • 完全ワイヤレスイヤホン(AirPodsなど)の普及
    Bluetooth技術の進化でケーブルから解放
  • ハイレゾ音源の登場と高音質ブーム再燃
    CDを超える高解像度音源が普及
  • スマートスピーカー(Amazon Echo、HomePod)
    AI音声認識と組み合わさり、家庭内音響体験が進化

2020年代~

  • 電気設備工事会社
    導体露出工具改良特許(実新)・フリスター改良(通称 フリスター K)(特許)(実新)

2026年7月2日 満50年

映像 VISUAL
  • 4K/8Kテレビの普及
  • ストリーミング映像サービス(Netflix, YouTube)全盛
  • スマホが最強の映像機器に
    高画質カメラが搭載され、撮影〜編集〜配信をスマホ1台で完結

画像出典:Sony Group Corporation

そして現在

映像・音声は入力から出力まで一貫してデジタル処理が主流となり、扱う情報量や求められる速度も大きく変わりました。
ネットワーク技術の進化によって、大容量データの高速な送受信や、遠隔地とリアルタイムに接続するコミュニケーションが当たり前になり、会議の形も電話会議からビデオ会議、そしてWeb会議へと段階的に進化してきました。
近年では、クラウドベースの会議システムが広く普及し、専用回線を前提とした環境は縮小しつつあります。

必要なときに、必要な相手と、
必要な品質でつながる——。
その前提が変わった今、
機材の選定や設計だけでなく、
「どう運用し、どう安定させるか」までを
含めた最適化が、より重要になっています。

今後の視聴覚
分野の方向性

進化するテクノロジー。変わらない本質。

視聴覚の分野は、記録媒体や編集手法、会議システムなどの技術が急速に進化してきました。専用機中心だった環境はコンピュータ中心へ移行し、通信の高速化とクラウドの普及によって、現場の施工方法や運用の前提も大きく変わっています。

しかしその一方で、視聴覚の本質は今も変わりません。視聴覚とは単に「映る・聞こえる」だけではなく、必要な人に、必要な情報を、必要なタイミングで、迷わず使える形で届けるための仕組みです。操作が分かりやすく、トラブルが起きにくく、現場の誰もが安心して使い続けられる――この“使いやすさ”と“安定運用”こそが価値の中心になります。

サービスイメージ

三和クリーンが大切にしてきたのは、技術がどう変わっても「現場で迷わず使え、安定して運用できる状態」をつくることです。機器の入れ替えや新技術への対応にとどまらず、設計から施工、運用・保守までを見据えて整える技術と知見を、長年にわたり積み重ねてきました。こうした“使い続けられる環境”を支える力こそ、50周年を迎える三和クリーンの価値です。

これからの視聴覚は、映像・音声だけで完結せず、ネットワークを通じて「制御」や「情報提供」と統合されていきます。IoTや遠隔制御、情報収集といった領域へ広がることで、単なる入出力を超えた価値が求められるようになります。

さらにAIの進化により、字幕・翻訳・要約・加工などの処理が実用段階へ進み、運用の精度と効率を高めていきます。こうした変化の中で重要なのは、機材を導入すること自体ではなく、「どう設計し、どうつなぎ、どう運用し続けるか」まで含めて最適化できるかどうかです。三和クリーンは、そのための知識と技術基盤を強化しながら、安心して任せられる視聴覚環境を提供していきます。

特殊機材・治具開発まで対応する開発力

当社には、視聴覚ソリューションの提供に加えて、もう一つのステージがあります。それが、技術開発部における開発案件の受注です。特殊なカメラや、それらを搭載する測定車といった専用機材の開発をはじめ、ユーザー様が必要とされる工具や治具の開発・設計、さらには製作までを一貫して手がけています。

現場には「既製品だけでは解決できない」課題が少なからず存在します。そうした声に対して、要望が固まりきっていない段階からでも構想を整理し、仕様化し、形にしていくことが私たちの役割です。長きにわたりお客様とともに製品をつくり、提供し続けてきた経験を活かしながら、今後も“必要なものを必要な形で実現する”開発力を磨き、次の価値創出につなげていきます。

三和クリーンが
今後目指すべき姿

我々、三和クリーンはこれらの変化に対応するため、通信・クラウド・AI・運用サポートに関する知識基盤を強化し、従来の機材導入業務に加えて、運用設計・保守・教育を含む付加価値サービスを提供できる体制づくりもしていきたいと考えます。

クラウド管理

差別化できる
付加価値の創出

既存の視聴覚設備の提供に加え、通信・AI・ITを組み合わせ、運用まで含めた新しい価値を提供していきます。

クラウド管理

AI・IT・通信技術の
理解と活用

新技術に戸惑うことなく、導入後の運用サポートまで行えるよう、技術力・知識力を継続的に強化します。

クラウド管理

新技術への
柔軟な対応力

急速に変化する市場に対し、常に学び続ける姿勢を大切にし、必要に応じて柔軟にアップデートしていきます。

クラウド管理

現場の要求を形にする
技術開発

特殊機材や工具・治具の開発にも対応し、設計から製作まで一貫して形にします。現場の要望を仕様へ落とし込みます。

次の50年に向けて。

今後三和クリーンは、視聴覚ソリューションの標準化を進めるとともに、AI活用の試行と運用サブスクの整備、人材育成とパートナー連携を推進し、将来の事業拡大につながる実力を確立企業として成長し続けていきます。

あわせて、AIとの向き合い方を深め、通信を活用した映像・音声の価値創出に挑戦することで、企業としての力をさらに高めていきます。

50周年という節目を新たな起点として、これからも三和クリーンは変化を前向きに取り込みながら、安心して任せられる視聴覚環境づくりに取り組んでまいります。
そして、この先も、お客様のブランド企業としてあり続けます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。